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千葉県出身で地元の病院で7年ほど働いていましたが、調剤薬局でも働いてみたいと考えていた為、病院を辞めて薬剤師の派遣会社に登録しました。元々旅行が好きだったこともあり、派遣の薬剤師なら全国各地で働けると思ったからです。
最初は宮城県の調剤薬局で働き始めました。調剤薬局での働き方を学ぶため、この調剤薬局では1年働き、その後北海道の調剤薬局で4ヶ月ほど働きました。
その頃、新型コロナウイルスの影響で派遣の求人が激減し、国内の移動もしづらくなったため、私もどこかでしばらく落ち着こうかと考えるようになりました。そんな時にたいよう薬局を紹介されました。今までの大手チェーンの薬局とは違う、離島の個人薬局という点にも惹かれ、派遣会社を退職してたいよう薬局の社員になりました。
移住に伴い仕事面や生活面での不安はありましたが、大きな問題はありませんでした。離島のため薬の急配が出来なかったり、台風などの影響で納品が遅れたりするといった事はありますが、基本的な調剤設備や器具は揃っているので、業務で困ることはあまりありません。
月に一回の全体会議では本店と東店の社員全員で集まり、業務改善の話し合いをしています。薬局の規模が小さいため、自分の意見が言い易く、良い意見なら反映もされ易いです。このタイミングでメーカーの方を呼んで勉強会を行うこともあります。
病院にいた頃は残業も多く、通勤に片道1時間以上かかっていたため、平日は自分の時間がほとんど持てませんでした。たいよう薬局は残業がほとんどないため、大体18時に仕事が終わります。通勤時間も5分から10分程度なので、自分の時間を多く持つことができます。
島に来るまでは旅行以外にこれといった趣味がなかったのですが、久米島に来てから釣りを始めてみました。久米島には色々な魚がいますが、グルクン(タカサゴ)やミーバイ(ハタの仲間)などといった、食べて美味しい魚もたくさん釣れるので、魚を釣った後は自分で捌いて食べるようになりました。家からも職場からもすぐに海に行けますし、夏は日が長いので仕事帰りに行くこともよくあります。
島での生活にあまり不便さは感じていません。生活必需品なら大抵は島で手に入りますし、私はあまりこだわりを持たないので、島にある物で十分だと思っています。 欲しい物があるときはamazonなどの通販や沖縄本島に買いに行くことも出来ます。飛行機なら片道30分程ですし、島民割で往復1万円程度なので頻繁に那覇に行く人もいます。私は釣り竿だけは那覇に買いに行きました。
久米島に1年ほど暮らしてみて感じるのは、いい意味での狭さです。島だけでも生活が完結でき、島内なら移動にもそれ程時間がかかりません。趣味ややりたいことに多くの時間を使うことができます。自然も多くのんびり暮らせるので、離島でも出来る趣味のある人などにはとてもいい環境だと思っています。
離島での生活は合う人と合わない人に分かれてしまうと思います。しかし、現在働いている薬剤師は全員県外の出身ですが、一度派遣で来た後に改めて社員として戻ってきている人もいるので、久米島にはそれだけの魅力があるのだと感じています。少しでも興味を持った方は気軽に連絡してみて下さい。