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久米島に来るまでは福岡県の調剤薬局に勤めていましたが、夫の転勤を機に久米島に移住しました。 島の第一印象は自然が豊かで、海と星空がとても綺麗だと思いました。元々、自然が好きだったので、久米島で暮らすことに抵抗はありませんでした。でも、薬剤師としてのキャリアは3年目だったので、仕事への不安は少しありました。
福岡で働いているときは、「早く薬を出してほしい」と急かされることもしばしばありました。私としてはミスなく調剤を行い、患者さんに確認事項を伝えないといけないという思いがあったため、 「もう少しお時間を頂きます」と理解を求めても、「そんなに待てない」と言われてしまうこともありました。患者さんとしっかり向き合えないもどかしさが、ストレスになることもありました。
たいよう薬局の患者さんからは、薬を急かされることは殆どありません。急かされることがストレスだった私にとっては、この環境の変化が最も嬉しいことでした。とても仕事がしやすいです。
島に来て驚いたことの1つが通勤時間の少なさです。車を使えば職場まで5分。福岡にいたときは車で最低でも40分、渋滞に巻き込まれるとさらに時間がかかります。仕事が終わるのが午後7時過ぎることもあり、そこからまた渋滞に巻き込まれて家に着くころにはヘトヘト。帰宅後は、晩ご飯を食べてお風呂に入って寝るだけの生活でした。
でも、久米島に来てからは自分の時間が持てるようになりました。通勤時間も減り、余裕を持って仕事ができてストレスもないので、新しいことに挑戦しようという意欲が湧いてきました。島に来てからダイビングのライセンスを取ることや、英会話など新しいことにも挑戦しています。
仕事面でも積極的に学びの機会をいただいています。分からない薬を調べる時間も増えましたし、薬局の設備も福岡の薬局と比べても劣っていない。先輩方も親身になって教えてくださいます。しかも薬局の前は公立病院であるため、病院の薬剤師さんとも連携を図れるので、患者さんや薬のことを相談する環境も整っています。新規の薬が採用されることもあるので薬剤師としてスキルアップするには、たいよう薬局はとても良い環境だと思います。
福岡にいたときと比べて、仕事に対する向き合い方はかなり変わりました。薬剤師歴が浅かったこともあり、なかなか患者さんに向き合う余裕や自信はありませんでしたが、久米島に来てからは患者さんひとりひとりの顔を浮かべながら仕事をするようになりました。薬をお渡しするだけでなく、患者さんとの何気ない会話から、小さな変化に気づけるようになりました。
その変化を先輩たちと共有したり、場合によっては病院の薬剤師・看護師さんに相談したりします。そこから、患者さんのための医療を検討することに繋がっています。「患者さんのため」を考えて仕事をすることで、薬剤師として「自分のため」になっています。
休みの日は、シュノーケルやダイビング、バーベキュー・キャンプなどのアウトドアを楽しんでいます。
島には大型スーパーがないので、来る前は生活の不便さを心配しました。でも、実際に生活してみると、普通のスーパーやコンビニはあるため生活用品は大体そろうし、ネット通販をうまく使えば困ることはありません。1つだけ挙げるなら、歯医者に行くのに那覇市内に行かなければならないこと。でも、飛行機を使えば30分で那覇に行けるので、ちょっとした旅行気分です。
自分の意思とは関係なく久米島にやってきましたが、結果的に仕事もプライベートも充実しています。 島には自然がたくさんあるので、アクティブな方には向いていると思います。島の人たちも優しいので、人と自然が好きな薬剤師さんなら、たいよう薬局はピッタリだと思います。
私のようにまだキャリアが浅い薬剤師さんも大歓迎です。お気軽にご相談ください。